本日も、夏は暑くて日中は作業にならないから
という大義名分を掲げて、
最初から「畑までのツアー」を考えての旅路。
いつも畑に車で同行してくれる友人が計画してくれて、
岸和田漁港→きしわだ自然資料館→畑
というスペシャルメニューです。

ランチを漁港でとるくらいのゆっくりのスタートで、
暑い夏の一日を無事に過ごせるように、
クーラーボックスには、麦茶、氷入りの各自の水筒、梅干し、おやつ。
畑の作業に使う道具やら、たくさんご準備いただいてました。

いつも、お世話役に回ることが多いので、こういうのもめっちゃうれしいなー。
自家製赤しそジュースとお水とクッキーとちょこっと持参で参加。

漁港に向かう道中、夏の青い空と雲の形とが盛夏を実感させてくれる。
「海(の方向)に向かう」ということだけで、
気分も入道雲のように盛り上がるよね♪ ひゃっほー。

漁港の中で働く人のための食堂を目指すも、
一件目は、お盆のお休みが本日からとなっておりますの貼り紙ありー。るるるー。
くじけずに、同じ漁港内のもう一つの食堂を目指すと営業中でした。
しかも、3組くらい待っているよ。大人気店みたいです。
クーラーのきいた部屋でメニューも借りて、予習予習。
泉州は穴子が有名でもあり、新鮮なお刺身も捨てがたいし、
刺身付きの煮穴子丼にするか、
季節限定のハモのそうめん御膳も食べやすそう。
ハモも泉州の名産なんだよねー。
穴子とエビの天丼なんかも、心惹かれる。くー。なやむ悩む。

席に案内されると、
「本日の海鮮丼は、高級魚のコチ、アワビ、真鯛の刺身も入った、
十種類の海鮮丼となっております。」
「穴子の天ぷらは、一本をザクザク切ってお出しするので、
二名様でお召し上がりいただけます。」

というトークをされて、
とっさに、二人とも海鮮丼を頼み、穴子の天ぷらを追加した。
・・・ほぼ全部のテーブルがそうなっている。
すごい営業トークだね!

 

 

 

 

 

 

海鮮丼が・・・思ったより少ない・・・と思ったけれど、
食べたら、おなかがいっぱいになりました。
そして、あら汁のお味噌汁が、めちゃくちゃおいしかった。

食べ終わって漁港を散策する。セリの場所ですねー。

 

 

 

 

 

 

 

テントの中で、歌声の美しさが際立つイソヒヨドリが、

盛んに囀ずっている。反響して素晴らしい音のシャワー♪

海が見える湾内に、、、写真見にくいですが、
半身沈んだ状態のウミウが、
潜って小魚を上手にとってます。
ウミウが潜ると、海水面が、バシャバシャと
大き目のあぶくのような波立ち方をする。
魚が逃げている感じが伝わってくる。
目の前に浮かんできたウミウのくちばしに
銀色の細い小魚が。
カモメも浮かんでいるし、
大きな大きなアオサギも、小舟につかまったり、
湾内を飛び交ったり、鉄塔の上にたたずんでいたりする。

 

 

 

 

 

 

 

ガゼン、旅気分が盛り上がる。
交通情報を見ると、岸和田漁港から、
畑のある山のふもとまで、車でわずか15分。
大阪府は、堺市以南の市が、
海側から山側に向けて、東西に長く、
南北は薄く輪切りにされて、最南端の岬町までを形成している。

海と山がつらなって感じられるというのは、
実に豊かなことだなあと思う。
岸和田の山奥の原生林から流れ出てくる水が、
この港の豊かさにもつながっていることだろうし。

次に向かうのは、漁港から数分のところにある、
「きしわだ自然資料館」。
岸和田の自然全体についても知っておきたいし、
なんといっても、
畑に生きる数々の珍妙で愛しい生き物について、
専門家に聞いてみたいことが山盛りです。

入り口を入るとすぐ、小さなガラスケースがたくさんあり、

いきなり砂ネズミがツガイで3組展示されている。

砂ネズミ?茅ネズミじゃなく砂ネズミ?

かわいいですが、なぜ砂ネズミ?

その他、魚やウミウシや亀などたくさん展示されている。

あれこれ目に飛び込んできて、興奮して落ち着かない。

小さい小さいキレイなウミウシの虜になる。

2階に向かうと、岸和田市の自然の全貌がわかるように、

パネルや模型が展示されていた。

地層。6000万年前。

6000万年!そうか~‼

自然って、歴史の時間軸がすさまじく長いんだ。

あらためて気づいてビックリする。

畑、農となると、ぐっと狭い範囲のことになるんだなあ~。

地層から‼生き物じゃなく、鉱物から‼

恐竜やワニの化石、植物の種子の化石。

生き物も石になって残っているぞ。

半周越してようやく現在の岸和田市の全景と、特徴の解説に。

ブナの、原生林が、

岸和田市の一番の山の奥にあるのは知っていた。

日本全国では、長野県以北には広域で残っているが、

以南では、九州に1ヶ所。

それ以外、なんと、たった1ヶ所、

大阪府の岸和田市の山奥に、点と、わずかに残っているのだ。

知らなかった~。貴重な森なのだ。

ハイキングコースもあることだし、一度、山歩きしなくちゃね。

 

3階には、この資料館ができるきっかけとなった

400点以上?の動物の剥製が所狭しと密集展示されている。

んー。苦手やわ~。死骸だからな~。

毛づやがなくて、内臓など出してから閉じた糸目も酷い感じ。

ささっと一巡りして、1階に戻り、

いよいよ学芸員さんに、畑で見てきた生き物について質問タイム♪

畑の中のピンポン玉より小さめの卵の殻。

ピンポン玉より大きめ?小さめ?

それが重要!持ってきてくれたら分かる!

小さめなら、なおかつ藪っぽいくらいなら、

雉でしょう!

雉見かけました

畑の位置を確認して、やはり雉でしょう。

 

一つだけだし、時期にしても、二番子を産み育てようとして、

放棄したのかもしれないですね。

もし托卵が始まったら、どれくらいの期間そっとしたら良いですか?

1ヶ月ですね。卵を2日に一個のペースで産んで、7、8個。

2週間くらいで孵化して、地面に巣作りする鳥はすぐ巣から出るので、

1ヶ月くらいです。

ほうほう。

春に小指の先くらいの小さな水色の卵の殻が落ちてました。

ムクドリでしょうね!ムクドリは、ちょっとしたウロのような所でも

巣をかけることがありますよ。

ベニスズメの成虫、ウラギンシジミの幼虫の動画もみてもらう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クロコウガイビルの動画を見ていただくと、

クロコウガイビル、良いですね~‼

高らかに響く、良いですね~‼

???

クロコウガイビルは、色んな畑の害虫を食べてくれますよ!

なるほどな~。

カヤネズミの巣について写真も見ていただき、

 

 

 

 

 

 

 

 

共生したいので、畑の3分の1は、草ぼうぼうとお伝えすると、

ありがとうございます!

お礼を言われました。笑

籾殻の山にあいた穴は、ヒミズのものではないかとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

岸和田のローカルテレビで自然番組あるから、

取材に行きたいです!とのこと。

どんなことでもメールください。

今日はいない昆虫の専門家など、

どんどんご質問にお答えしますから!

とのことでした。

見えている、知っている以上に、種畑は

たくさんたくさんの生き物が生活する場所でした。

生き物ばんざい♪

畑にたどり着く前に、一旦ブログを終了します~。

次回もお楽しみに♪

 

 

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