実に久しぶりに やっとやっと来れました!

土曜の朝市にわが町に来られている
畑の貸し主の有機農家さんの軽トラに便乗。

里芋と大豆と、他にも諸々植えたいものはたくさんある。
でも今日は、刈り払い機でひたすら草刈り。
一時間半ごとに休憩しつつ。
2回半の草刈りで、入り口の斜面とスロープと
畑の周囲の畦と、畑の中の畦を少し刈ることができた。

お隣の畑のおじさんと、
おじさんの借りている畑の奥の半分を
新たに借りたお友達にも会えて、
近況報告とご挨拶が、できた。

農ある暮らしは豊かだなあと、
おしゃべりも楽しい♪

久しぶりに畑で作業をしてみて、
見るもの見るものに、感動した。

まずは、草ぼうぼうに感動。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヨモギやセイタカアワダチソウなどの多年草は、
ぐいぐいと茎をのばしてもはや1mほどになり、
白爪草や、黄色い花や、ピンクの小花など、
畑の外にも中にも、いっぱいに咲いている。

もちろん虫も多種多様。
道具箱を動かしたあとの、下の土に
ワラワラーと蠢く黒っぽい虫たちは形状が実に不気味。
「地下」という言葉にふさわしい、怪しいバラエティー。

刈り払い機が近づくと、
跳ねる虫、転がる虫、飛ぶ虫。
一斉に大脱走。

目の前1メートルくらいのところに、
イソヒヨドリが飛来してきた。
ホバリングしながら、飛び出す虫を待ち構える。

フルフェイスの遮光バイザーを被っているから?
何度も目が合うけれども、気にする様子もなく
獲物探しに集中している。
美しい青と赤の色に、胸がキュッとなる♪

ナイスキャッチで、体の半分くらいになりそうな、
大きな緑のバッタを捕まえて、
アスファルトの農道の上に舞い降り、叩きつけている。

感心していたら、バラバラと、7羽ほどのむくどりが、
飛んでき周囲を取り囲まれた。
茶色いバッタを捕まえた個体は、
イソヒヨドリと同じくアスファルトの上に移動して、
何度も何度も叩きつけ、つついていたが壊れず、
しばらくすると、もとの形のままのバッタをくわえて、
一直線に素早く飛び去っていった。
山の小鳥たちは、子育てシーズンなのかな?

 

畑の周囲の草は、背丈ほどに伸びているものもあり、
根本まで、ギリギリに刈るのは、1度では難しい。
何より、ひばりやかやねずみやの巣があるしれない。
また、目になじんだ草、目新しい草や花を刈るのが惜しくなる。
間近に見ると、どの草花も、実に美しいと感じるからだ。

畑の中に踏み込むと、
自生しているはずのニンジンやニラやゴボウやらを、
勢いで刈り落とさないように慎重になる。
麦類や空豆など、収穫間近の作物は、
やはり、とりわけ愛しく見える。
花をつけ、リードを伸ばし、結実にそなえる
緑のイチゴが、かわいいなー。

 

 

 

 

 

 

しばらく畑に行けなかったことで、
自然のもつ勢いや たくさんの命が躍動する様を
ひしひしと感じとることができた。
野生の中で育つ作物にもありがたいと感じる。
たくさんの命の躍動の中に身を置いて労働することは、
自分自身の全身全霊をかけて運動することで、実に心地よい。
畑は楽しいーと、あらためて実感した。

同時に、すべての命は、自分も含めて、
この空間を借りて、競争し、調和し、
常に変化しながら、生き抜こうとしているのだなと、
あらためて、「地球は借り物」という感覚になった。
みなさんのおかげ様、というような感覚。

最後の写真は、
もみ殻を広げて、上にブルーシートをかぶせてある場所。
入り口は、8センチくらい。
入り口から直線で10センチくらい奥に伸びて、
その先は向かって右側に折れていて、
どこまで続いてるか分からない。
カヤネズミの地上の巣じゃないのかなー?!
だったらうれしいなー♪
ピーターラビットのマクレガーさんは、
ピーターを追いかけて怖い目にあわせるけど、
私は、大歓迎やからねー♪
カヤネズミが出入りする様を想像すると、
幸せで、ニヤニヤしてしまう。
この場所は、もう、カヤネズミのものだ。

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