今年は夏の長雨で
秋の果物の実りの時期や具合も例年にない。
岸和田の、また、能勢の、
農家さんから続々と柿をいただく。

田舎の風景で柿の木は、
畑や家の周りの庭に
ぽつんと植わっている印象があることでしょう。
栽培するというよりも、
ずっとそこにあり、実りをつけている。

これらの柿は、今はほとんど収穫されることもなく、
まちに出てくるタイミングで、
農家さんが、「柿いるか?」とたずねてくれて、
いりますというと、どっさりと届けてもらうことになる。

今回、能勢の若手(もはや中堅ですね笑)農家さんは、
三つの袋に大量に入れて届けてくれました。
「あまいやつ」「たぶんあまいやつ」
「あまいけど、遠くでしぶいやつ」

 

 

 

 

 

 

 

お届け前に、熟し具合もそれぞれバラバラ、
だいじょうぶ? 迷惑じゃない?と確認してくださり、
無駄にならないよう、また、負担にならないように、
物も人も大切にするお気持ちもたっぷりいただきました。

熟柿は、おとろえていく母の点滴のような食となり、
また、はじけると、すぐ冷凍保存して調味料にします。
はじける手前の大量ので柿酢もつけます。

 

 

 

 

 

 

 

甘い、たぶん甘いのかためのものは
友人知人におすそわけをして、
遠くでしぶいやつは、干し柿にしました。
今回はわりと熟していたりするものもあり、
皮をむいてから、焼酎をかけています。
ひもも使わず、洗濯ばさみで直接干す。
臨機応変に手抜きもします。

 

 

 

 

 

 

景色は、冬らしくていいですね。
ちなみに、柿のお礼に、まちの美味しいものをお届け。
とてもとても贅沢で豊かな暮らしだなーと幸せです。

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