会期中二度目の、雨模様の土曜日です。
楽しみにご予約いただいた、
Woost engine meals さんのスペシャルお弁当の日。


本日は、まち農家とさらにもう一軒にケータリングされる、
超多忙のよっちゃんですが、玄関先にて、
やまはる農園さんのお野菜についてのお話がとまりません。
・若大根のみずみずしい美味しさに感動して炊いた大根飯
・人参葉があまりにもきれいで最高に活かしたいチヂミ
・モロッコインゲンはおいしいけれど、
包丁を入れると皮がザクザクとかためなので、
くたくたにたいてサブジにしたこと
・サツマイモを蒸すと、「ものすごい、あんまいわー」
塩を加えるかどうか・・・シンプルが一番。
蒸しサツマイモのおいしさを引き出した一品は、
小さく丸めたそのままの名前「さつまいも丸」
・ハヤトウリのザーサイは、レシピを習いたい!
素晴らしいお漬物でした。

お漬物はたくさんあって、どれも逸品。
根菜の多い秋野菜を活かしきった、
滋味あふれる、味わいの多彩な、
いつもながらお見事なお弁当です。

12時OPENから、順次、おいしいお弁当のランチタイムに
お運びいただき、お相伴させていただきました。
また、以前からのシガセイサクショさんのファンの親子さんもご来訪いただき、
ちびちゃんたちと、ベランダに出たり、中庭で朝顔の種をとったり、
まち農家の建物の魅力が活かされました。

お店ではなく、ギャラリーでもなく、レンタルスペースでも、
シェアスペースでも、地域活性の場でもない。
「ずっと引き継がれてきた日々の暮らしの場」としての力をもちたい。
そう思って、借りた最初の三年ほどは、ほとんどイベントもせず、
ショップカードなどの情報も置かずに、
自分の季節の手仕事の場として、使い続けました。
自宅ではない場。私にとってのセカンドスペース。
不特定多数ではなく、たとえ一期一会でも、
友人知人となってお付き合いが続きそうな、
そんな方々と出会っていく場として意識しています。

雨音が深くなってきたころ、長年のご近所の友人と、ホットカーペットで
ゴロゴロしながら、日常の会話の続きを気張ることなく語り、
しばらくするとご尊父さまが、お立ち寄りくださって、
ほうじ茶を飲みながら、近況の住民投票の話や、
農につながる暮らしの方向性なども、思うまま語る。

これまた長いお付き合いとなったご近所のレストランさんから、
お弁当のピックアップに来ていただいて、近況報告を少しばかりする。

少しだけヨソイキ(自宅ではないよそ。セカンドスペース)で、
その分、日頃より少し深くて繊細で丁寧で、
でも自然体で、本来の本質的な姿が露出する、
そんな「ありたい場」が立ち上がってきたと感じる一日でした。

シガセイサクショさんの素晴らしい活動や生きる姿勢にインスパイアされて
開催できている会期中にだからこそです。
大いなる自然の中に生き、農作物を届けてくれるやまはる農園さんや
一つ一つに感動して活かしきるWoost engine mealsさんの
豊かな生き方が食として届いているからこそです。
農的な生き方の積み重なりが、私たちを支えてくれる。
「まち農家」で、滋味を感じて元気になっていただけますように。
ラスト一日、明日は、存分に楽しみます♪

このページの先頭へ