驚くほど瞬く間に過ぎていく今年。
することが少なくなって自分時間がたっぷりできている。
大病をしてからの私の暮らし方が、
世間と似たようになった。

そもそも、暮らしの規模を縮小していたため、
さほどの大きな変化はなかったのだが、
今回あらためて、普段の活動量もかなり落ちているのだなーと自覚した。

みなさん、断捨離にいそしんでいたようで、
粗大ごみの回収や衣類などの回収が、
自治体で待ち時間が長くなったり、しばらく停止になるほどだ。

わたしは、掃除がすごく苦手だ。
未成熟を生きる実態がそのまま表れているような、
自分の心の中の闇の深さをあえて実感したい深層心理があるのか、
思春期のグズグズのさいごの砦とでもいおうか、
ともかく、自宅が、すごく(過少でなく)、ごちゃごちゃしている。

この夏は、
開催の仕方を丁寧に考えて、まち農家にて、
「CHANの服」展示販売会を開催した。
岡山の島暮らしのチャンさんに、
長屋に宿泊してもらいながらの期間だった。

あれ食べてこれ食べて、事前にソースを仕込んだりしつつも、
実際に、イベント開催と同時に生活時間をすすめるとなると、
事前の準備が全然足りていなくて(過少でなく)、
かなり不便で窮屈な思いをおかけしてしまった。
ウェルカムの気持ちと、実態とがかけ離れてた。

残念すぎる結果から、しみじみ実感したことが、
お客様をおもてなししたい自分の喜びの気持ちで、
掃除や食事や、日ごろの暮らしを整えていくことこそ、
自由で自立した暮らしそのものだなあと思う。
そういうことが縮小しすぎて、なくなっていた暮らしだったと気づく。

ひるがえって、和歌山の道草屋さんファミリーのおうちに、
泊めてもらって、ご家族と海また海と遊ばせてもらったときに、
めちゃめちゃ豊かで余裕のある暮らしやなと、とても感動した。

ピカピカの台所や、たくさんの洗濯物を干しやすい紐や、
基礎から作る手作りのお店や、設備そのものが心地よいように、
ずっと手が入れられて、家として作り続けられている。

豪華な夜のBBQに出てくる、
罠にかかった猪を一頭まるまるさばいて備蓄されているイノシシ肉。
手作りの焼き肉のたれ。もちろん畑の自給の作物もあり、
火が起こせる道具や空間が、庭にあること。

朝食に出てきた、何年も菌が継がれてきた自家製ヨーグルト。
「これが、カカの焼いたパンやで」と、二女がすすめてくれる笑顔。
なかなかすすまない朝食の準備は、中学生になったばかりの
長女が全部支度してくれて、提供される行動力。

モノにあらわれている豊かさをうみだしている、
暮らしの中の行動する力、表現する力が、圧倒的で、
ずっと、生きていながら、自分と正直に向き合い、
日々を大切に、人を大切に、一生懸命に楽しく生きていく、
膨大な時間の積み重ねがあっての、余裕なのだと、
本当に、しみじみしみじみ、感動していた。

きれいな地元の海のたくさんの生き物にも感動して。
自分の命を輝かせたい。
訪れてくれる人々との時間を輝かせたい。
さいごまで、輝いて日々を生ききりたい。
ありがたい ありがたい ありがたい 夏の思い出がたくさんできた。
いつも、たくさんの命にエネルギーチャージされている幸せ。

ととのえるのは、自分でできるんだ~。
ちょっとずつ実践力をつけて、まだまだ変化していこー♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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