1月20日(日) まち農家にて
道草屋さんプレゼンツ
カカオ豆から作るチョコレート
ワークショップ 無事終了しました

まち農家(長屋の愛称)の2Fは
1部・2部とも満席で
炒ったカカオ豆の甘い香りと
暖房と人のぬくもりに 満ちていました

 

チョコって作れるの?
知ってしまえば 簡単です
原料を手に入れることと
道具を持つこと
この二つがむつかしいんですよね 現代は。。。

 

生のカカオ豆を フライパンで炒って
手で皮をむいていきます
むいた皮は カカオ茶にして飲めます
飲んでみました チョコ風味でおいしい
酔うような感覚がありますが 気のせいかな

炒って皮をむいた カカオ豆を
「トルティーヤを作るための粉ひき道具」で
ゴリゴリと挽き ペーストにします。
オイルを大量に含んでいるので
粉にならずに ペースト状になるんですねー。

なかなかな 重労働で 分業になります。
取っ手を回して 豆を挽く人
テーブル固定のために 机に腰掛ける人
ねっとりはりつく カカオをフォークで落とす人

カカオ豆のワークショップで 私のお気に入りの場面
「いちから作る手仕事」の 醍醐味が詰まっているなーと思う

素材を作り出す農作業には、人手がたくさん必要で
道具も知恵の結晶として産み出されており
家内でできる製造の行程であっても 分業分担が必須なのです。

手間暇かかっていることの ぜいたくさ。
力や知恵が集まってできる ものづくりのダイナミズム(おおげさ)。
参加されている方々の 「おもしろい」という活気を感じると
自分が畑や道具や手仕事で感じる 楽しみが共有できているなーと
かってに深読みして うれしくなるのです

ねっとりした挽いたカカオペーストに
カカオバターと粉糖を入れて
焦げ付かないように 道草屋のヒデ君手作りのへらで
ひたすら ねるねる ねるねる
湯せんでせずに 人手があるので
直火にかけた鍋で 混ぜ続ける

甘さを好みのところでとめて
クッキングシートに広げて
いろんなトッピング素材で
デコレーションして 終了

暖房を入れていない 寒い1Fの座卓の上に置いて冷ますあいだ
鍋にこびりついたカカオペーストに 牛乳を加えてつくった
ホットチョコレートを 飲みつつ あれこれおしゃべりに花咲きます

チョコづくりを 冬の手仕事としているのは
火を使うことと 冷ます作業があるためです
ホットチョコレートも 冬にぴったりだし♪

ほんの一口含むと 脳にずぎゅんと甘美なトリップ感
濃度の濃いカカオ豆の力を感じます

粉ひき道具を固定するための机
とても力がかかるため
なんと、ヒデ君手作りのものを持参してくれました

今年で3年目のワークショップ
片づけながら あれこれ楽しい気づきや
もっとこうすればよいかなという 反省や
いつも 協力しながら工夫をすることが喜びです

自由でヒッピーな道草屋さん
内発的な探求心につらぬかれた
生活のいろいろな場面での工夫の数々
発想力のインパクト デザインのキュートさ
情報収集のち密さ アウトプットするときのやさしさ

出会ってから 再会するたびに
胸がキュンキュン 心がわくわく
たくさんの元気をいただいてきました

今回 はじめて長屋を訪れてくださった方々も多く
またいつも お客様というよりお友だちであり
親せきのような感覚の みなさんが
道草屋さんの 手仕事の数々に感嘆され
ワークショップの中での交換される情報も多様で
豊かな循環につながる 出会いだなーと
カカオの香りに酔うように 喜びにも包まれた 幸福な一日でした♪

ありがとうございました♪
道草屋さんは 2月の半ばから
カカオ豆の原産地 ベトナムの村を目指して 一家で旅に出られます
帰ってこられたら 旅のお話を聞く会ができたら おもいしろいかなー
ブログを書きながら たのしい空想がうかびました
お気をつけて いってらっしゃい
再会がたのしみです

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