明日明後日と、雨の予報。
直前までの雨マークが解除されたので、
本日土曜日、あわただしく畑へ向かうことにした。

わが町に朝市に来ている
畑の主の有機農家さんの軽トラに同乗させていただく。
配達や買い出しや昼食をしながらの道程。
配達先は、かつておつなぎした飲食店さんも多数。
久しぶりの再会もあり、早口の近況報告も楽しい。
すでに十年来のおつきあいとなっている方々で、
みなさんの生きざまにずっと励まされていると感じる。
自分ができていないことを含めて
ありたい姿でいてくれるたくさんの友人に
生きていく希望をいただいているんだなーと
農家の友人と来し方生末を語りつつ畑へ。

久しぶりに、栽培状況や雑草ぼうぼう状況を監査してもらう。
お隣の畑には、これまた久しぶりのおじさんのお姿。
波乱万丈の近況報告を農家さんと一緒にうかがった。
「今年はええことが、ほんまになかった年やった。
おかあちゃんも、風呂にいったら死んでしもうたし。」
「車も返してもうたさかい、電動歩行器で、来るんや」
(おじさんは、義足)
「バスが乗れんさかい、駅から30分かかるんや」
「お隣さん(畑を新たに分かち合うお隣さん)が、
何回も駅まで車で送ってくれてなあ。」
一人では手が回らなくなり、畑の1/3をお隣りさんの
畑ゾーンとされたそうだ。つながりの中で少しずつ変化する。
それでも、おじさんの畑は、それはそれはきれいに作付けされている。
うちの草原のような畑とはまったくちがう管理のされ方。
すみませんーすみませんーと平謝り。

いよいよ集中して、残りの畦や畑の中を草刈り機で刈る。
カヤネズミが繁殖しそうなゾーンは、
花咲いて種を飛ばす部分だけ、刈り落とし、
10月からの麦豆類の作付けに使う畝は、
ある程度低く刈り落として、草をかぶせた。
一時間半ほど刈って、ふと見ると、
おじさんが話しかけてらっしゃるので、
とめて、うかがうと、
「はっやいなー!!!!
一回で刈っとるん?二回目か?」
「だいたい二回目です、一回目は半分だけ刈ります」
「そうかー。はっやいなー!!!」
励ましていただく。
できるんやから、ちゃんとせななと自分に言い聞かせる。

今日は、近くのお山に出かけていた友人が、
帰り道に車で立ち寄ってくれて、
花を食い尽くされてしまい、ほんのわずかにできた小豆と
いまだもりもりとがんばっているオクラを収穫した。

今年から畑のご近所さんになった方が
自転車で帰っていらした。
友人は初めてご挨拶。
夕日がきれいですねー!!

いよいよ秋深し。
早い落日が美しい。

今日は畑の作業は少なかったが、
畑につながる新旧のたくさんの方々との
交流が多岐にわたった。
感慨深い一日となった。

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