おそろしい大雨の後 一週間ぶりの畑
こちらには恵みの雨となるも
畑作業中に 能勢の農家の友人から
月に二回目の 野菜市には行けないというメールが届く
天 自然
種をまけば 実りを授けてくれるし
命まで 奪われてしまう
農のすみっこにいても
腹の底から 頭の芯まで
私たちの命は 私たちの意図のとおりにいかない
ということが 理解できる
天や自然に 謙虚で懸命である
それこそが 生きるときの根源のルールだと感じる
人の勝手な思惑に 振り回される世の中はいやだ

早朝から友人が車で連れていってくれて
今日の作業の予定は
残りのジャガイモの掘りだし
トウモロコシの土寄せ
できるだけの草刈り

畑草ぼうぼう
トウモロコシぐいぐい伸びている
ジャガイモ完全に枯れており
このまま放置していたら腐っていただろう

朝露が気持ち良く きれいなつゆ草

 

 

 

 

到着後 最初に 持参した モーニングセットを食べる
コーヒー パン 生ハム きゅうり トマト
よもぎの高い草の裾にシートをしき
少しは日よけになるし なかなか涼しい
ところが作業開始1時間くらいで
日差しが強くなるとともに
一気に朝露が蒸発しはじめて
サウナのような状態になり 汗が滝のよう
お友達が にわかに熱中症か?!
いったん近くの産直市場に退避してもらう
ついでに 足りないだろう水やおやつの購入も依頼

ひたすらジャガイモを掘りだし
途中から草刈りはあきらめ
一時間ほどたって元気に戻ってくれた友人と
まずは冷たい水を飲み
指先でつまむと かってにするする
薄い皮が キレイにむける
最高においしい桃を 一つずつ食べて
あべかわ餅も 食べて
エネルギーチャージして
残りのジャガイモを掘り
トウモロコシの土寄せをして
近くの小学校のお昼のチャイムを聞いて
今日の作業は終了
草刈りのビフォーアフター

 

 

 

 

 

 

 

お昼から 友人がまだいったことのない温泉に向かう
午後1時の温泉は 地元のおばあたちが集う
野菜の話が飛び交っている
早い時間から作業を始めてお昼に休む
夏時間で動き始めていらっしゃるのだろうかなあ
宿泊施設つきの立派な温泉なので
レストランでお昼の定食も食べてのんびり

山を下りて 今まで素通りしてきた
意賀美神社(おがみじんじゃ)を参拝
原生林が残っている自然公園でもあるらしく
うっそうとした木々が多様で
見たことないような 野生を感じる森
水かさが増しているからなのか
神社の下手の滝の音がすさまじい
小さな神社をくまなく歩いて
小さな祠にもお賽銭をして
どうか雨の被害が少ないように
どうか豊作安泰となるように
どうかこれからも恵みをくださるように
手を合わせてきた
おがむ
自己責任とか
思考停止とか
他人任せとか
弱肉強食とか
そんなんちゃうねん
すべてがつながっていることを身をもって知っているから
拝む 祈る
謙虚であり 懸命でありたいなあと あらためて感じた
帰りの産直市場で 蓮の花を買いました
とても良い一日を 友人と一緒に過ごせて
久しぶりに心が安らかになったのでした
ありがたいです 合掌

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